これからの住宅ローンに備えて支出の把握

これまで、なんとなく生活できていたとしても、今後は住宅ローンを抱えても家計に影響がでないのか、老後まで持ち家を保ちながら生活できるのかを考えなくてはなりません。それには現在の家計の支出の把握が必須です。

まず、毎月定期的に支出される項目と金額、年に1回~数回支出される項目と金額にわけてどのくらい何に支出しているか明確にします。

住宅ローンを組めば、これまでの賃貸生活より家にかかる費用は増えるのは間違いありません。そこで家計の支出をチェックして、現状の支出では、どのくらい持ち家のためのローンや費用に充てられるか把握する必要があるわけです。

家計の見直し

支出のチェックは家計の見直しへとつながります。持ち家を持つとこれまではなかった支出が増えたり、光熱費の基本料金が増えたりしますから、それらが増える分、これまでの支出を改善する必要性があるのです。

例えば、自家用車にかかる費用を精査したり、持ち家になることで保険を見直したり、格安スマホに切り替えたり、無駄に払っている会費を削ったり、食費や雑費の節約を工夫したり、やれることはたくさんあります。

一つ一つは小さな見直しでも、結果的に案外大きな出費削減となるものです。

住宅購入プランを設計する

持ち家のためにおおよそ年間でどれくらい支出ができるか検討がつき、家計の見直しのめどがついたら、どのような家を持つか、検討していくことになります。

持ち家選びは、マンションなのか、建て売り一戸建てなのか、注文住宅なのかに加え、居住する場所を自分たちのライフスタイルに合わせて考えることからスタートです。

また、マンションや一戸建てであれば見学会、注文住宅であれば住宅展示場に足を運ぶこととなることが多くなり、情報を集めることになります。

各社の特徴がわかれば、好みのメーカーが定まっていきますし、予算で買える家が見えてくることとなります。

住宅取得に関しては、住宅だけでなく取得にかかる諸費用や取得税、火災保険の保険料、今後の固定資産税、マンションであれば管理費や修繕積立費などの負担もあるのでそのあたりも購入のプランに入れていくことを忘れないようにしましょう。

加えて、家を作っている途中で追加したいものも出てくるため余裕を持った資金計画が重要です。

住宅ローンの選定

おおよそ、持ち家にかかる費用がわかったら、自己資金をどれだけ使って、住宅ローンをどのくらいで組むかを考えます。

その時にまず決めるのは固定金利か変動金利かだと思います。

固定金利は返済額を最初から固定できますが、変動金利に比べて現時点では毎月の返済額が高くなります。

変動金利は現時点では返済額が固定金利に比べて低くても、今後返済額があがる可能性もあり、総支払額はわかりません。どっちが得かは、払い終わって見ないとわからないので悩む人も多いと思います。

まずは、それぞれの金利の仕組みを把握すること、メリットデメリットを確認し理解しましょう。また、金融機関によっても特色がありますので比較は必要です。肝心なのは、自分のライフスタイルや考え方に合う住宅ローンを選択することです。

発見!!これまで見落としていた家計の見直し

持ち家を持つための第一歩は支出把握と家計の見直しだという事はご理解いただけたかと思います。

しかし、もっと家計を見直せる事ってないのか?もういろいろやった、やることはないという人もいらっしゃるかもしれません。

そういった方にご紹介したいのは、最近着目されている 一般社団法人日本ライフマイスター協会による、「賢約サポート」という新しい家計の見直しの仕組みです。

これまでにあまり家計の見直し項目に含まれてこなかった、税や社会保険料などの公的支出の適正化を図るための診断をしてくれるサービスで、本当は使える税制や行政サービスを知らずに払いすぎた税金や保険料を診断してくれます。場合によっては税理士のサポートで還付金が得られることもあるのです。

また、今後の税金や社会保険料が適正化され、状況に応じて税金や社会保険料、介護費用などが削減されることもあります。

手数料は実際に還付金を受け取った場合のみ発生するので、診断は無料ですることができます。現状を把握する足がかりとして一度診断してみてはいかがでしょうか?

さあ、しっかり家計を見直して、生活豊かなドリームスペースを手に入れましょう。