【2022年7月版】ハウスメーカーの人気ランキングトップ10

ハウスメーカーといっても、たくさんの会社があります。木造の一戸建てに特化しているハウスメーカーや鉄筋コンクリート造に対応しているハウスメーカーなど、強みや特徴がそれぞれ異なります。


まずは、LIFULL HOME'Sが独自集計したハウスメーカー・工務店の人気ランキングを見ていきましょう。

2022年7月全国版ハウスメーカー・工務店ランキング

順位企業名坪単価(目安)
1位積水ハウス50万円程度~
2位一条工務店50~60万円
3位株式会社アキュラホーム50~70万円
4位タマホーム株式会社30~80万円
5位セキスイハイム59~130万円
6位住友林業株式会社60~100万円
7位ミサワホーム株式会社60~150万円
8位へーベルハウス80~120万円
9位パナソニック ホームズ70~150万円
10位三井ホーム株式会社80~130万円

1位:積水ハウス

積水ハウスは、住む人の要望に耳を傾けた「邸別自由設計」を住まいづくりの基本にしています。新しいリビングの提案「ファミリー スイート」や、共働きのファミリーが暮らす「トモイエ」、人とペットの環境を考えた「ディア・ワン」など、新しい暮らし方を提案しています。


独自開発した軽量鉄骨構法・重量鉄骨構造・木造軸組構法は、高性能・耐震性を備えており、構法の進化に積極的に取り組んでいるハウスメーカーです。坪単価の目安は構法の種類によって異なりますが、最低ラインが50万円程度~となります。

2位:一条工務店

一条工務店は住宅性能の高さが特徴で、業界トップクラスの木造注文住宅メーカーとして知られています。「全館床暖房」や、夏でも快適に過ごせる「さらぽか空調」など、高性能で快適な空間づくりを得意としています。また、停電中でも昼夜電気を供給できるシステムや、耐震等級3(最高等級)の耐震性など、災害に備えられる安心の住まいを提供しています。


目安となる坪単価は、50万~60万円、得意とする工法は木造軸組(在来)工法、ツーバイフォー・ツーバイシックス工法です。

3位:株式会社アキュラホーム

株式会社アキュラホームは、木造軸組(在来)工法に特化したハウスメーカーです。独自開発した業界最強クラスの「8トン壁」を採用し、木造住宅では構造上難しいとされていた、高い耐震等級を満たした住宅を提供しています。


間取りの自由度と安全性の高い住まいが強みで、首都圏・東海圏・近畿圏・広島地区などを拠点に住宅を提供しています。目安となる坪単価は、50万~70万円です。

4位:タマホーム株式会社

4位にランクインしたタマホーム株式会社は、良質低価格の家づくりを得意とし、コストパフォーマンスの高い家づくりが特徴です。長期優良住宅やオール電化住宅などの人気住宅はもちろん、ローコスト住宅も取り扱っており、価格は抑えたいけれど住宅性能も重視したいという人に人気のハウスメーカーです。


目安となる坪単価は30万~80万円、得意とする工法は木造軸組(在来)工法です。

5位:セキスイハイム

5位のセキスイハイムは、耐震性や耐久性に優れた住宅をはじめ、ZEH住宅や高気密・高断熱住宅など、高い住宅性能を有する家づくりが特徴です。また、CO2削減のための太陽光発電システム、スマートハイム(HEMS)など、地球環境に優しいサスティナブルな暮らしを実現する住まいも提案しています。


目安となる坪単価は59万~130万円、得意とする工法はツーバイフォー・ツーバイシックス工法、ユニット工法です。

6位:住友林業株式会社

住友林業株式会社は、社名の通り、木の魅力があふれる住まいを得意としています。住友林業の家づくりは森を育てることからスタートし、「木のスペシャリスト集団」として木の魅力を最大に引き出した住宅を提供します。


得意とする工法は木造軸組(在来)工法ですが、住友林業が独自開発したビッグフレーム構法で耐震性の高さを強みとしています。目安となる坪単価は60万~100万円です。

7位:ミサワホーム株式会社

ミサワホーム株式会社は、業界で唯一、グッドデザイン賞を32年連続受賞しており、デザイン面に強みをもっています。独自の工法を開発したり、世界で初めて「ゼロ・エネルギー住宅」を発売したりと、常に時代の先端を行くハウスメーカーといえるでしょう。


目安となる坪単価は60万~150万円と幅広くなっています。独自の木質パネル接着工法は、木質パネルを面接合することで外力を建物の面で受け止めるようにし、高い強度を実現します。

8位:ヘーベルハウス

鉄骨系プレハブ工法と重量鉄骨造に特化し、耐久性の高い住宅を提供しているのが、ヘーベルハウスの最大の特徴です。ALC(軽量気泡コンクリート)を使用して60年以上の耐久性を可能にし、まるでシェルターのような素材が災害や老朽化から住む人を守ってくれます。


耐久性の高さから、3階建てや2世帯住宅などを得意としていますが、家事や子育てのしやすい住宅、週末の時間を楽しむ住宅など、間取りやデザインにもバリエーションがあります。目安となる坪単価は、80万~150万円です。

9位:パナソニック ホームズ

パナソニック ホームズは、鉄骨系プレハブ工法・重量鉄骨造を得意としているハウスメーカーです。外観やデザインにバリエーションがあり、子育て・共働き・省エネ・庭づくり・IoT住宅など、さまざまな暮らし方を提案しています。


「強さ」と「暮らしやすさ」を重視した住まいづくりをモットーにしており、優れた調湿性能や最新設備を採用した住宅が特徴です。目安となる坪単価は70万~150万円です。

10位:三井ホーム株式会社

三井ホーム株式会社は、日本におけるツーバイフォー工法のオープン化とともに創業したハウスメーカーです。日本の風土や暮らしに合わせて、独自にツーバイフォーの木の家を進化させ、高耐久・高性能の「プレミアム・モノコック構法」を開発しました。


住む人のニーズに応じたオーダーメイド住宅を提供し、「60年・点検・保証システム」など、入居後のアフターサービスにも力をいれています。目安となる坪単価は、80万~130万円です。

注文住宅のハウスメーカー選びでチェックすべき項目5つ

どのハウスメーカーに依頼するかは、カタログを取り寄せたり、住宅展示場に足を運んだりと、情報収集しながら候補を絞っていきます。ハウスメーカー選びでチェックすべき主な項目は、以下の5つです。

構造

住宅の構造の種類は、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造などがあります。希望する構造がある場合は、ハウスメーカー選びの際にチェックするようにしましょう。


各ハウスメーカーには得意とする構造があり、すべての構造から選択できるケースもありますが、中には木造のみを扱っているハウスメーカーもあります。


新築一戸建ての8割以上を占めるのが木造といわれていますが、木造には壁・床・天井の6面を組み合わせる「2×4(ツーバイフォー)工法」や、部材を組み上げていく「在来工法」があります。同じ木造でも性能やメリットに違いがあるため、構造の特徴を理解しておくことも大切です。

デザイン

住宅のデザインには、和風、シンプルモダン、西洋スタイル、北欧スタイルなど、いくつか種類があります。木の家や中庭のある家など、デザインの種類はたくさんあり、ハウスメーカーごとに対応できる分野や得意とするデザインが異なります。


デザインにこだわりたい場合は過去の建築事例などを参考にしつつ、絞り込む際のポイントとして意識してみましょう。

坪単価・費用

ハウスメーカー選びでもっとも重要な判断基準となるのが、価格です。ハウスメーカーごとに坪単価や費用設定がされているため、見積書等で費用を比較する必要があります。


注文住宅では標準プランに含まれていない建材や設備を依頼すると、価格が上昇するケースがあります。導入したい設備がある場合は、どのハウスメーカーなら依頼できるか、価格帯はどれくらいかなど、必ず複数の会社を比較するようにしましょう。

サポート体制

住宅は建てたらそれで終わりではありません。年月とともにメンテナンスが必要になり、さらに近年は地震が頻繁に起こっているため、定期的に住宅性能のチェックも欠かせません。


ハウスメーカーのサポート体制は会社によって大きく異なります。たとえば、ランキング1位の積水ハウスは、「初期30年保証制度」に加え、必要な有料点検や工事を行うことで保証を延長することができるなど、アフターサポートが充実している会社です。このように、引き渡し後のサポートの手厚さについても、ハウスメーカー選びの際に必ずチェックするようにしましょう。

営業担当者との相性

ハウスメーカー選びでは構造・住宅性能・費用、どのハウスメーカーなら理想の住まいをかなえられるかがポイントになりますが、忘れてはならないのがハウスメーカーの顔ともいえる営業担当者の存在です。


担当者とは何度もやりとりを重ねることになるため、相性の良さも重要なポイントになります。質問に対する答えの明確さや、メリットだけでなくデメリットについても説明してくれる人だと安心です。また、相談のしやすさも大事なポイントですので、担当者との相性を見極めるようにしましょう。

価格を抑えたい人におすすめのハウスメーカーは?

住宅金融支援機構の2020年度「フラット35利用者調査」によると、注文住宅の全国平均相場が3,534万円、土地付き注文住宅の全国平均相場は4,397万円となっています。これはあくまで目安となりますが、平均相場よりも価格を抑えたい人は、ローコスト住宅を取扱っているハウスメーカーや、価格設定が比較的安いハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。


間取りについては、間取り図を作成できるアプリやソフトを利用すると、プロに依頼しなくてもある程度イメージをつかむことができます。間取りのシミュレーションソフトでは、壁・柱・屋根などのそれぞれのパーツを組み合わせて3Dでチェックしたり、家具などのアイテムを配置して生活シーンをイメージできたりします。部屋の配置や部屋のサイズ変更などを自由にできますので、ぜひシミュレーションしてみてください。


多くのハウスメーカーが本体価格を最低2,000万円以上で設定していますが、中には1,000万円台としているハウスメーカーもあります。


先ほどのランキングで4位にランクインしていたタマホーム株式会社は、延床面積約35坪で本体価格が1,050万円~(参考値)と、他のハウスメーカーよりも安い価格設定となっています。また、それ以外には、トップ10には入りませんでしたが12位にランクインしたヤマト住建株式会社が延床面積約35坪で本体価格が1,501万円~(参考値)、14位にランクインしたアエラホーム株式会社は、延床面積約35坪で本体価格が1,820万円~(参考値)となっています。


ローコスト住宅はフルオーダーではなくセミオーダータイプの注文住宅ですが、興味のある人はぜひ検討してみてください。

注文住宅のハウスメーカー選びで迷ったら専門家に無料相談を

初めて注文住宅を建てるという人は、ハウスメーカー選びに不安を感じることもあるかもしれません。そんなハウスメーカー選びや住まいに関する悩みについては、LIFULL HOME'Sの「住まいの窓口」で相談ができます。中立の立場のハウジングアドバイザーが、何度でも無料で相談に応じますので、ぜひ活用してみてください。


また、これまで紹介したハウスメーカーや、ランキングに名を連ねているハウスメーカーはいずれもLIFULL HOME’Sから資料請求や問合せが可能です。予算や住宅の性能など、気になるテーマでカタログを探すことができますので、ぜひチェックしてみてください。


関連リンク


住宅メーカーを探してみる

住まいの窓口について調べる

全国版住宅メーカーランキング(2022年7月)